Xリーグの適正規模とリーグ戦①前提
大元はリーアナウンサーで社会時アメフトチーム「OrientalBioシルバースター」の監督を務める有馬隼人氏の不用意な発言から端を発している。
これが結果として「社会人リーグそのものがプチ炎上」という事態になった訳です。
さらにそこへ、吉野至さん(福岡SUNSの代表)がリーグ運営変更について思うところを述べたあたり(次のリーグ編成がどうとかって話もあるんやけど......と最近のxleagueの改変今までの流れ......)の2つ。
まず基本的に社会人協会の今までの対応は「トップリーグの形状を維持する」事に固執していた訳です。
これは恐らく、社会人協会が現在の体制(NFA)になった頃からの「旧来のクラブチーム至上主義者」と「一般的なトップリーグのあり方としての実業団中心主義」の駆け引きの結果だと思っていて。特に「数が多すぎた東日本」と「上位と下位の差が激しすぎる西日本」のギャップをどう埋めるかというアンバランスさとこの関係が同時にリーグ運営をややこしくさせたと思っている。
少なくともリーグの変遷は(ライスボウルが全日本選手権になってから)
①実業団リーク(ライスボウル出場) + 東西社会人リーグ(ライスボウル出場権なし)
↓
②実業団リーク + 東西社会人リーグ 東京スーパーボウルで勝者がライスボウル
↓
③東西社会人リーグ(下部組織として3部以下が地域リーグ)東西でFinal4
東6×2、西6×2
東6×2、西6×2
↓
④東6×2、西4×2(もしかしたら西5×2あったかも?)東西でFinal4
↓
⑤東6×2,西6or5 東のみFinalEast実施
↓
⑥1996年 Xリーグへ構成変更(東6×2、西6×1)3地区上位2チームによるプレーオフ
※この年から1部リーグ所属チームの解散・大会=下部リーグから吸い上げで18チーム維持背を図るようになった。
↓
⑦2003年 JXBで決勝の東西持ち回りを実施
↓
⑧2009年 セカンドステージ制、成績上位4チームのプレーオフ、JXB東京開催固定
↓
⑨2016年 SUPER9/Battle9の縦分割 各ビジョン3チーム×3ブロックで1チーム6試合制
※但し編成上は同じブロックに6チームS/Bの計6チームが混在。
※但し編成上は同じブロックに6チームS/Bの計6チームが混在。
↓
⑩2019年 X1Super/X1Area制 Super8チームArea4×3
※2020年はコロナ禍による変則リーグ。
↓
⑪2022年 X1Sが6×2ブロック制、X1Aが8チーム1ブロック制
↓
⑫2024年 X1S・X1Aが4×3(E/C/W制)に移行。併せて東X2と西X2X3の再編成
という変遷をしている。基本的には経済状況に左右されて都度都度手を加えているというのが判るが、恐らく⑩の形態が本来有る着地点だったのではないかと想像する。
ところが流布されている内容だと2019年にアサヒビール・アサヒ飲料からスポンサー撤退の打診があったとされている。コロナ禍の間継続支援となったものの、2022年からの制度改正でこのWアサヒが救済された形になっている(2チーム増にしなかったのは、恐らくどちらかが福岡SUNSに競り負けるという危険性があったから。だったらボーダーライン下げてしまえ、という感じがプンプンしているが、まあ妄想の範囲である)。
従ってリーグの規模として適切な範囲はどうなのだ、という事を判断するために、いつもやってる1部リーグランキングの計算式を利用して、以下に2024年シーズンの戦力差を計算したものを掲載する(今春脱退した正英ブレーザーズと昨年退会した調整用のホークアイは掲載しない)。
基本的に勝敗・得失点(正式なもの)プレーオフ、を起点にしていますが直接対決は加味していないし、負け続けて大敗を喫すればそれだけ下位に(あまつさえ1つの下のカテゴリの中でも低く)ランクされる事になるのでご容赦戴きたい。
ここの調製が難しく、上位と下位の差が大きければ大きいほどトップ③のハイパーインフレが酷くなり、またX2西の評価が難しくなるのでここが調製限界とした
※母数の違いと基礎点の変動で、X1の値は前掲のランキング表とは異なる。
順位 チーム ポイント
1 富士通 295.151 X1SC
2 パナソニック 282.294 X1SW
3 オービック 266.158 X1SE
4 SEKISUI 235.327 X1SW
5 エレコム神戸 225.280 X1SW
6 東京ガス 224.269 X1SE
7 ノジマ相模原 221.234 X1SC
8 胎内Deers 203.383 X1AC
9 IBM 199.888 X1SC
10 オリエンタルバイオ 192.058 X1SC
11 富士フイルム 190.342 X1SC
12 電通 187.178 X1AE
13 アズワン 184.022 X1AW
14 オール三菱 175.882 X1SE
15 名古屋 170.422 X1AW
16 福岡 170.176 X1SW
17 パイレーツ 166.626 X1AC
18 J-STARS 165.413 X1AW
19 警視庁 163.795 X1AE
20 アイレクスゴリラズ 160.448 X2E
順位 チーム ポイント
21 ゴールデンファイターズ 159.216 X2W
22 琉球 157.292 X3W
23 ブルザイズ 152.872 X1AE
24 TRIAX 152.669 X1AC
25 ラングラーズ 150.091 X2E
26 ハリケーンズ 149.244 X2E
27 バーバリアン 148.264 X2E
28 クラブベアーズ 147.548 X3W
29 西宮ブルーインズ 144.687 X2W
30 Sony Solidstate 143.447 X2E
31 リードエフォートエールズ 142.795 X2W
32 ブルーサンダース 141.392 X1AE
33 横浜ハーバース 140.753 X2E
34 いそのスーパースターズ 138.952 X2W
35 横浜ベイクレーンズ 132.524 X2E
36 BULLS 129.985 X1AC
37 茨城セイバーズ 127.377 X2E
38 サイドワインダーズ 125.400 X2W
39 広島ホークス 124.593 X2W
40 ZERO FIGHTERS 123.196 X2E
順位 チーム ポイント
41 オックス川崎AFC 122.065 X2E
42 愛知ゴールデンウイングス 121.986 X2W
43 大阪ガススカンクス 117.969 X2W
44 ウォリアーズ 112.189 X2E
45 岡山 107.590 X2W
46 大阪府警シールズ 103.973 X3W
47 トライスターズ 102.337 X3W
48 クラブアイランズ 99.515 X3W
49 三重ファイアーバード 90.918 X3W
以下、この表を使って考察したい・
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