大学ビッグチームの分割登録論③実際に分割登録する時の案(1)

ではどういう規模で登録すればいいかという事を考えます。
元々協会に登録しているチームをAチーム、分割後のチームをBチームと呼びます。

絶対条件として
・Bチームは秋季公式戦の予定を(不戦敗はあっても)全うする事
・Bチームほ継続的に複数年秋季行使戦に参加する事
・Bチームの編成がAチームに影響を及ぼす事がない事
・秋季公式戦の間はAB間の登録変更は出来ないものとする(学生選手権は別になります)
とします。

そこで基準として
・Bチームの編成(ベンチ入り)は最大40名、最低16名とする。
・Aチームの編成(ベンチ入り)は最大65名、最低(登録ベースで)40名とする。
と借りに規定します。

このBチームの規模は、実際関東のX2や東西のX3ではよく見かける規模でもあります。

指導者やスタッフの数の問題はちょっとだけ横に置いておき、この規模でBチームの化津宇出来る場所を考えてみます。

現状登録可能な物としては
・当該地域連盟の下位リーグ(昇格無し)
・近隣地域のリーグ(オープン参加)
・別キャンパスの所在する地域のリーグ
・社会人協会の下位リーグ(昇格無し)
・プライベートリーグ
・当該地域での新人戦リーグのような形でのオープン大会
・各地域の少人数制(関東の7人制・関西の6人制)
が考えられます。

ただし、この中で問題なのは「継続的に複数年」という所で、チーム事情で参加を取りやめることになると当該秋季リーグに悪影響が出るという事を考慮すれば、「当該地域連盟の下位リーグ」とか「近隣地域のリーグ」というのは難しい所があるかも知れません。


「別キャンパスの~」というのは、北海道学連の東農大オホーツク校や東北学連の日大山形工学部のような事例です(関東のマンモス大学は地方キャンパスを持っている事が多い)。そのキャンパスに在籍していることを条件にすれば参加可能ですが、逆にAチームに復帰する時の条件付けが難しくなりそうな気がするので保留にします。

問題があるとすればプライベートリーグも課題があります。学校のサークルとして参加している所がありますが、そこは大抵設立当初に「体育会とは違う道を」という理念で始まっていると聞いた事があります(全てがそうだという訳ではない)ので、そこに体育会勢力が自分たちの都合で参加する事に、一部では面白くない感情を抱かれる方もいると思います。
なので、JPFFのような既存団体ではなく、今回の目的を理解してくれたチームと独立リーグを組むことが出来れば一番良いと思います。

「社会人協会の下位リーグ」は現状のX3を想定しています(東日本はX2再編が必須ですが)。このことにより継続参加が可能であれば下位リーグの安定したリーグ戦運営や対戦レベルの確保といった問題点も解決出来ると言えるからです(大抵のチームには大学OBがいる)。

ただし、実は上記の区割りは現実的ではありません。

それは「試合に挑むためのスタッフの確保」が追いつかない可能性があるからです。
最低でもドクター1名とトレーナー数名、コーチも最低5人は(スポッターなしで)必要でしょう。特に経験の浅い選手が多い場合は指導者がきちんと「気付きを与え、解決に導く」ことを出来ないと、実戦経験だけで経験値が上がる事はないのですから。

ましてや「相手に勝つための戦術と戦略」をAチームと同時にBチームにも落とし込むのはとても難しい事となり、勢い「Aチーム優先」「Bチーム差別」のような事になりかねません。
その結果理解度不足のまま実戦に至り怪我や乱暴行為の発生に通じかねない危険が生まれてしまいます。それは本末転倒です。

そこで1つ案があるのは、「小人数制」によるリーグ戦への参加です。

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