大学ビッグチームの分割登録論①学生アメフトにもベンチ入り人数に制限があってもいいのでは(1)

ずっと疑問だったので。
ライスボウルでサイドラインに並ぶ選手の数を見る度いつも疑問に思うのです

「あんなに選手って、サイドラインに存在している必要性あるのかな」

サイドラインにスタイルしている選手とは、すなわち出場機会がある選手だと思うんですよ。
ところが一試合で出場する選手の必要数って、攻守のサードチームまで作っても60人程度じゃないですか。しかもサードチームって言ったら、オープン戦で4Qの後半に出てくるくらい。本当にそんなにサイドラインに並ぶ必要が「実戦として」あるんでしょうか?

いや精神的側面は置いておきます。そこまでの事は私みたいな部外者が踏み込んであれこれ言う事は出来ませんから。

でも、精神的側面って、アメフトに一番似つかわしくない動機付けな気がします。アメフトって合理的思考の元で最大限実力を発揮する為の努力をしているスポーツだったと思うのですから。

そういう意味で合理的な判断から「ベンチ入り人数」とか「スタッフ数」というのはある程度上限があっても問題ないように思うのです。

ぶっちゃけ話、学生チームのマンモスチームともなれば80人上等、関学や立命館は100人前後です。この中で秋季公式戦に出番のある人って、一試合で50人くらいだと思うんですよ。
残りの選手はベンチスタッフ兼任だとしても、ですよ。トレーナー、用具担当、コーチ補佐などの人数にしてもチームによって千差万別で、合理的な運営の元では「スタイルしている」=「実戦に戦力として投入される立場」の人って実際には55名以下だと思うのです。

つまり「怪我による入れ替え」があったとしても、サイドラインに立つ選手の数って最大で60名、コーチスタッフ(フィールドに出られないのでスタイルしない人)はサイドラインで15人、スポッター入れても20人がいいところだと思うのです。

いやさIFAFの国際試合では選手登録45人でしょ。NFLだって48~52人な訳じゃないですか。
そうなるとあれだけスタイルしていても秋季公式戦ではシーズン中に1スナップも受けない選手がチームの1/3以上は出てしまうのではないかと思う訳です。

それって「チームのために己を殺して」とか言えば格好いいけど、プレー経験の機会を得るかどうかという点においてはどうしたものか、と思ってしまうわけです。

伝聞の範囲ですが、
・ある程度の壁に当たった選手に対して、特定の学年で選手登録を外れてスタッフになるように乞われて(かなり優しい言い方にしていますが)競技人生が終わる事例がある。
・理系で実験の都合があり練習に参加できず同学年の選手に後れを取って出番が減ってしまう事例がある。
・上記の件で「真剣に競技に取り組めないのであれば」と競技から離れてしまう事例がある。
などの話も聞かないではありません。

なんか、そういうの勿体ないなあと思うのです。

で、あるならば「実戦経験を得る機会」を選手に与えるためにも、「セカンドチーム」を作って活動させた方がいい、そのぶんベンチ入り人数に制限をかけてもいい、のではないかと思うようになってきました。

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